4Nov
今回の10周年記念アルバムのシングル曲の序列を見ていて、AKBの「流れ」を変えた曲がいくつかありました・・。私はその中でも『大声ダイアモンド』の役割は大きかったと思うのです。当時AKB48は解散の危機でした、デフターズレコードとの契約終了以降、約7ヶ月間CDが出せない状態となり、ようやく現在のキングレコードに決まり、満を期して発売したのが『大声ダイアモンド』だったのです。そしてここで運営は大きな勝負に出ました、その戦略とはAKBではなく、姉妹グループとしてほんの数ヶ月前に結成されたSKE48のスーパー小学生松井珠理奈のセンター抜擢だったのです・・・。
”珠理奈ショック”からの大きな波紋がAKBを変える
松井珠理奈のセンター大胆起用は、当時のAKBにとっては大きな賭けでした。
レコード会社が変わり、再度CDを発売することは出来ましたが
解散の危機がつねにつきまとう状況に変わりはなく
結果を出すためにも強いインパクトの戦略が必要でしたからね
感じとしては、モーニング娘に後藤真希が加入した時のようなインパクトになりました。
この時、小学生の松井珠理奈は大変だったと思いますよ
SKEの初公演センターも掛け持ちしてましたからね・・・珠理奈は本当にすごい子です。
結果、前回まで2万枚前後のCD枚数が9万6千枚と跳ね上がりました。
曲を担当したのが井上ヨシマサさんというのも深いですね、彼にとってもAKB初の大ヒットですから
そしてここから徐々に、AKBはトップアイドルの階段を駆け上がります・・・。
握手会を全国で開催したのもこの頃ですね
こちらの『大声ダイアモンド』動画はレアです!大島麻衣もいますよ、珠理奈が幼いなぁ・・。
[ad]
前田敦子に意識が芽生えはじめセンター価値が確立される
『大声ダイアモンド』以前から、劇場では絶対的エースとしての存在感を示していた前田敦子
ですがこの頃はまだ「AKBを背負っているのは私」という意識というか自覚はなかったと思います
ただ流されるようにセンターをやっているといった感じでしたね。
しかし、松井珠理奈の存在は無意識に前田敦子にセンターの意識を植え付けたように思います。
前田敦子は闘争心を見せない子ですので、わかりづらいのですが
『大声ダイアモンド』以降からは、ある意味、覚悟を決めたように見えましたね。
あきらかに変わりましたから・・・。そして前田敦子によりセンターの価値が確立されていくのです。
そう言った意味でも、『大声ダイアモンド』は、AKBの歴史に大きな影響を与えた神曲になると思います。
[ad]