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生駒里奈ベストな時期での卒業ともう一つの観点からの卒業理由

生駒里奈

乃木坂46の初期センターの生駒里奈が次回シングルでの卒業を発表しましたね。まさに生駒里奈にとっても乃木坂46にとってもベストな時期での卒業だと思います・・・。

群雄割拠のアイドル市場の中で右肩上がりの成長を続け、昨年の2017年からは表題曲シングルの売上枚数もミリオン常連となり、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの乃木坂46。そして初の勲章として、ミリオンを達成したシングル表題曲『インフルエンサー』では2017年度のレコード大賞に輝き、アイドル界の頂点を極めました。

生駒里奈が「今の乃木坂は無敵」と言うように、これから数年間は正統派アイドルとしての頂点に、乃木坂46が君臨し続けると思います。生駒里奈はインタビューで、「社会人となる22歳」を卒業理由のひとつと応えていましたが、ここでは乃木坂側の観点からマーケティング戦略を生業とする私の分析を交えて、「生駒里奈、もう一つの卒業理由」説いてみようと思います。
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乃木坂での需要がなくなった「生駒里奈」


いきなりの直球意見ですが、今の乃木坂には「生駒里奈」の需要はないです・・そしてそれは生駒里奈も理解しています。そしてここで言う、生駒里奈の需要内容とは・・・「矢面」のことになります。

乃木坂の設立当時のコンセプトは「AKB48の公式ライバル」という、まさに48グループのシャドーキャビネットとしてのスタートでした。しかしこのコンセプトは対48グループという図式となり、「48グループの二番煎じ」的な見られ方が固定化し、逆に「乃木坂らしさ」の定着を遅らせることになりました・・・。

そしてこの時期に、乃木坂のセンターに立ち、矢面に立っていたのが生駒里奈なのです。特にこの時期は48グループとの絡みがないと成立しないグループということになり(実際はそうではない)48グループの総選挙出馬したのも生駒里奈です・・・まさに生駒里奈にとっての役割は乃木坂のすべてにおいて矢面に立つ!でした・・・。

乃木坂のブランド戦略が始まる

しかしその後、乃木坂のブランド戦略が始まります・・・。

乃木坂を「※リセエンヌ」というキーワードでブランド戦略を乃木坂運営が開始してからは、48グループとは関係なく、乃木坂は乃木坂としての「美」を追求した正統派アイドルとなり、紅白初出場後から少しづつ「乃木坂ブランド」が市場で確立されるようになり、2016年後半頃からは乃木坂の人気に火が付くことなります・・。

現在の乃木坂の顔といえば、ファッション誌の専属モデルを兼任する、西野七瀬白石麻衣、そして齋藤飛鳥です。ターゲットはファッション誌を購読する女性・・・「綺麗な女性に憧れる女性」です。

このセグメントを獲得できたアイドルグループは当時は存在していませんでした。このターゲットを抑えることで乃木坂ブランドがブランドとして成り立ち、今後はそのブランド力を武器に、あらゆるビジネスに繋げていくことになります。

このように、乃木坂のブランディングが明確になった頃より、どこか少年的な要素がある生駒里奈の存在は、どうしても浮きます・・・。しかしながら西野七瀬や白石麻衣、さらには齋藤飛鳥のようにはなれないことも生駒自身もわかっています。

「乃木坂のセンターに自分がいなくても乃木坂が成り立つ現実・・・」それでも乃木坂に貢献したいという生駒里奈の偽りのない熱い気持ちとの葛藤の日々は、2016年がピークで2017年には限界も迎えたのでしょう。

乃木坂ブランドがアイドル活動以外でも需要があり、市場波及することで「乃木坂ブランド」は確立していきました。すなわち生駒里奈が乃木坂を守るために矢面に立ち続ける必要はなくなり、生駒里奈のプレゼンスは自然に低下し消滅していったのです・・・ブランディングの成功事例ではよくある話ですね。

乃木坂ブランドが確立されていくことで、皮肉にも乃木坂での「役割り」はなくなってきたと言えます。ですから、もう一つの卒業の理由は今の乃木坂46には生駒里奈の居場所がないといことになるのです・・・。

※リセエンヌ・・フランスの高校に相当する「リセ」に通う女生徒のこと。

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「接触商法の限界」による電撃卒業?


ある報道では、握手会によるアンチファンとの「接触」に限界を感じての卒業とありますが・・それはないと思います。

確かに、生駒里奈はアンチの多いメンバーです。かつて、「乃木坂の生駒」ではなくひとりの人間としてアンチに生駒里奈は否定をされ、激怒したこともあります。ただ、このようにアンチが増える要因は人や環境により様々です。

つまり生駒里奈自身にも原因は皆無ではありません・・生駒里奈は乃木坂運営に擁護され続けたメンバーですからね。

ある時からの生駒里奈の乃木坂活動は、数字でシビアに判断する、乃木坂活動に厳しいファンをアンチへ変えていくような行動が目立っていたようにも思います。

写真集の売り上げや握手会の売り上げ、さらにはその原因となる「握手会のドタキャン」が今の生駒里奈の結果であり、箱推しファンでさえ「なぜ選抜入り?」と思うのは普通のことです。

確かに生駒がセンターや選抜に選ばれ続けるのは、乃木坂運営の戦略ですから、生駒里奈は従うしかないわけで・・それらの外的要因は生駒里奈の責任ではないのはわかりますが、それでも運営に擁護され続けたことは事実であり、アンチを拒否し続けたのも事実です。

生駒のアンチは最初から生駒のアンチでなかった人は多いと思いますよ・・・。

生駒里奈自身、いろいろあったことも理解した上で書かせて頂きました。西野七瀬白石麻衣高山一美松村沙友理など苦楽を共にしてきた1期生メンバーなら生駒の苦悩といろいろなことはわかっているでしょうね・・メンバーが生駒里奈をリスペクトしているので外野の意見はここで終了します。

ではここでの結論は・・アンチの接触に限界を感じたからでの卒業はないです。接触は避けていたので・・・。最後に考えがつくのは、乃木坂運営からの擁護がなくなったからの卒業かもしれませんね。(キツイかな・・)

生駒里奈・・卒業センター辞退

生駒里奈、最終シングル『シンクロニシティ』での卒業センターは、生駒自身の希望でなくなりました。

つまり、卒業発表後に功労者であるメンバーがセンターになるという・・・過去で言うと、深川麻衣橋本奈々未が卒業センターになりましたね。このことにより功労者の二人に、乃木坂で名曲が残されています。『ハルジオンが咲く頃』は深川麻衣の曲『サヨナラの意味』は橋本奈々未の曲というように功労者のプレゼンスは、卒業後もこのように形として乃木坂に残るようになっています。

生駒里奈は卒業センター曲は自分には必要ないようで、代わりにソロ曲の『水玉模様』のMVをもう一度撮りたいと言ってましたが、その通りになりましたね。

ただ、選抜発表の放送翌日に、「生駒里奈が卒業センターを断っていた!」という記事が出ていましたが、あれは必要なかったと思います。生駒の卒業センターを美化してはダメです・・・それは生駒のためにならないからです。「自信がないから辞退する」それでいいのです。

生駒の卒業センターを受けた白石麻衣・・・どのようなことにも逃げない、凛とした白石麻衣を見つめる生駒里奈の表情が印象的でしたね。二人の間には、この数年で大きな差が生まれました・・。

それでも、デビュー曲の『ぐるぐるカーテン』『制服マネキン』『君の名は希望』『太陽ノック』そしてソロ曲『水玉模様』が乃木坂の歴史に残っていくことになるでしょうね・・・乃木坂活動の晩年は別として生駒里奈の功績は事実ですからね・・・。

卒業したら・・・「生駒里奈探し」の旅が始まる?

卒業したら、お友達をいっぱい作りたい。自分は知らないことが多い。知った先にあるいろんな感動とかを、もっと財産にしていきたいです。表現するお仕事や、幅広くタレントとしていろんなことに挑戦していきたいです

まさに乃木坂を卒業すれば、本当の意味での生駒里奈探しが始まるということですね。

あと生駒里奈の卒業には、AKBの渡辺麻友の存在は大きかったと思います。「渡辺麻友のようなアイドルになりたい・・もっと強くなりたい!」が生駒里奈の目標でした。そしてその渡辺麻友もAKBを卒業しました。お互い、同じ時期に次のステージに向かいたくなったのでしょう。

乃木坂は時を経て大きく変わり、乃木坂46は正統派アイドルのトップになり、生駒里奈の乃木坂46での役目と需要はなくなりました。

乃木坂の成功のために、尽力し、時には犠牲になった・・・そんな生駒里奈の存在があったからこそ、今の乃木坂46があるのは事実です。生駒里奈の次なる世界での成功も応援しています。

ただし、芸能会は完全な実力の世界です、実力がない芸能人はアンチすら存在しません。誰も守ってくれないところで頑張れるか?ここからが勝負ですよ。生駒ちゃん・・・お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

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